当日の様子を、コミックマーケットやコミティアなどのイベントで
BHQをいつもお手伝いして下さっているYUKEさんに書いていただきました。
なお、内容はご本人の記憶によるものなので、
事象の前後関係や認識に相違があるかもしれない事を予めご了承ください。





<5月某日>
チリ地震被災者救援を目的としたトークイベント『ヒーロークロストーク』が5月21日の夜、
新宿LoFT PLUS ONEで開催されるとの情報を入手。
当初は平日開催の為参加は無理かと思いましたが月末校了の目処が立ったので早速ローソンのロッピーで前売り券を購入。



「17番?」



チケットに管理番号らしき数字が入っているのですが、その数字が17。
えーと、これ私が17枚目のチケット購入者って意味じゃないよね?
まだ日はあるとは言えチケット販売開始からはそれなりに日が経っています。
それを考えると一抹の不安を覚える番号です。イベント大丈夫か?



<5月21日当日>
開演30分前の午後7時に新宿ロフトプラスワン到着。
地下2階に降りチケットをもぎられ店内へ。



(何この人数?)



新宿ロフトプラスワンは、食事をしたりお酒を飲んだりしながらトークライブを楽しむ(トーク)ライブハウスで、大体キャパは100人強って場所です。
それがテーブルは勿論本来通路であるべきスペースにも人が立っており、客が店のキャパを越えているのは明白な状況。
私が呆然としているとスタッフらしき人がやって来て「関係者の方ですか?」と聞いてきた。
何故にそんな質問?どこからどう見ても会社帰りの善良なサラリーマンじゃないですか!(棒) と思いつつ
「いえ、一般です。」と答えると、
「申し訳ありません。本日お席が無くなっており、奥の桟敷席か立ち見になってしまうのですが。」とスタッフ。
はい、見れば分かります。
元々後ろでこっそり観ようと思っていたんで判りましたと答えて店の奥の方へ。
なんとか席を確保する事に成功……。


やはり平日のイベントなので当日の状況が読めず事前に前売り券を買える人が少なかったんじゃないかって話を聞く。
もし土曜開催なら前売り券の販売数も違っていたんだろうなと思います。


開演時間が近付く中、レーダちゃんの服装をした生レーダちゃん(巽理絵さん)登場!沸く店内。


HXLアワーでおなじみの調子で前説を開始。
そこで今回のイベント用のスペシャルドリンク&フードが紹介されました。内訳は、


『ギャラさん』   (カルーアミルク)
『ニードルアイ』  (レッドアイ)
『武士神』     (冷酒ライム入り)
『Z-END』     (イエガーマイスター)
『VOID』      (ラムコーク)
『セイル』
      (お魚ソーセージ)
『ネクロマン』   (まぐろユッケ丼)


セイルあたりはファンならニヤリでしょうか。
このスペシャルドリンクを注文すると、HXL作家陣直筆のコースターがその場でプレゼントされる仕組みです。サービス満点ですね。
但しどのキャラになるのかはランダム。
なので、もしお目当てのキャラがある場合、出るまでオーダーし続ける必要が。
あれ、こう書くとなんだか悪徳業者みたいに感じるぞ。


後で聞いた話ですが、このコースターは控え室に篭った作家さん達がその場でひたすら描いていたのだとか。タコ部屋のようだったとの証言も。



そうこうしている内にたかしげ宙先生の挨拶からトークライブ開始。

左からたかしげ宙先生、村枝賢一先生、七月鏡一先生



って、まだ開演時間じゃないような…これからのアバウトな展開を予感させます。


最初のコーナーはHXLアワー公開録音。
トークステージ(テーブル?)にレーダ、ドリラス(はらまいこさん)、大沼弘幸監督登場。

左から新井リュウジ先生、貴日ワタリさん、大沼弘幸監督、巽理絵さん、はらまいこさん



ありゃ、スナちゃんは欠席なんだ。ちと残念。
それにしても…、
両手にドリルを付けたドリ姉、麗しいぞ!
文字だけ読むと何言ってんだコイツと思われるかもしれませんが、会場に居た人なら意味が判る&同意して頂ける筈。
何となく予想はしていたんだけど、生ドリラスは美人さんでした。
これは5話でスナちゃんが妄想するのも仕方ないね。


公開録音の内容はと言うと、入店時に渡されたアンケート用紙をもとに、レーダちゃんに言って貰いたい台詞リクエストに応えたりそんな感じ。
まだ配信前なので詳細は避けます。次回配信をお楽しみにって事で。


前半終了。
ゲストコーナーに入って今回の作家さんを呼び出すレーダちゃん。


「今回のゲストは馬場民雄先生でーす。」


え?馬場先生は以前取材に行ってるよね。今日は他の作家さんもいっぱい居るのに二回目なの?
私の気持ちとシンクロしたような当惑した表情の馬場先生が控え室からダッシュで降りてくる。


「…では無くて、たかしげ宙先生でーす。」


ステージ袖まで来たものの、誰からも(ネタとしても)拾って貰えずスゴスゴと引き返す馬場先生。
南無〜。


正直その後の公開録音の収録範囲が判らなくなっていてこちらも何処まで書けるのか悩みますが、
その後もニードルアイの主題歌や「ポイズンパルス」 の作曲を手がけた貴日ワタリさんや総合プロデューサー新井リュウジ先生のトーク、
左京次役の中村徳也さん、神楽鈴音役の大倉ゆかさんも登場し賑々しく収録が行われました。
オルタレーションバースト作曲時の別テイクやオーダーがニードルアイのBGMで使われているとか
色々貴重な話を聞くことが出来たのは収穫ですね。
トークのキーワードを挙げるなら、幾度となく繰り返された



『千練は可哀想な奴なんですよ』(by新井)



に尽きるでしょうね。


続いてProject ENJINのコーナー。
右袖から司会進行役のネクロマン登場。

沸く場内。使い勝手が良いなぁネクロマン。


Project ENJIN代表の森丘一舟さん登場。
簡単に説明すると、Project ENJINはこれまで新宿厚生年金会館や横浜など各地で開始されたヒーロースーツを使ったイベント企画を行ってきました。
言わばHXLのライブアクション部門担当って感じでしょうか。
カンカン帽姿の森丘さんに、お、アルクベインに登場した時のシュライクみたい?
と思ったら、村枝先生から大阪の怪しいあんちゃんとのツッコミが入ります。


そして本日の特別ゲスト、おぐらとしひろさん登場。

おぐらさんは仮面ライダー電王やキバにも出演されているスーツアクター。
ENJINとどういう繋がり?と思ったら、ライダー劇場版の撮影現場に村枝先生や森丘さんが見学に行った事があってその時に、という流れらしい。
映画撮影の見学に行ったらライダーのスーツ着せられて撮影に参加させられたというものすごいエピソードを紹介する森丘さん。


続いて会場に行けない代わりにと『銀河ロイドコスモX』原作者の関智一さんから応援のビデオレター。



「最後にマスクだけ帰ってくればそれで良いので、コスモXを使い倒してください。」



とのメッセージ。そういえば関さんもコスモX自腹で製作されたんでした。


続いてスクリーンでは公の場では初公開、
2009年7月26日のジエンド連載再開前夜祭 in JR桜木町駅前広場
の映像が流されました。
おぐらさんや森丘さんによると、このイベントでスーツの中に入っているのは、
TVでも活躍したり劇場版○○で△◇を着ていたりとか、かなり有名な人達だった模様。
一般的にそうですが、アルクベインの視界の悪さは折り紙付だったりします、それでも凄いアクションをしている様子にさもありなん、と納得してしまいました。


続いては、HXL作家陣への質問コーナー。
たかしげ先生の「作家いっぱい来てるから何でも聞いて」の言葉に
質問者から召喚されたのはネクロマンの松本久志先生。


松本先生が表に出るのは性格的に厳しいんじゃ…と少々失礼な心配しつつ待つ中、先生登場。


あ、酔ってる。しかもイイ感じに。
(注:実のところ酔っぱらってはいなかったらしく、
後ほど「違うんです、沈黙が怖いだけなんです」と弁明されてました。
どうやら単にテンション高かっただけのようです)


最初はネクロマン二号についての質問だったのですが、そこから中国での展開について松本先生が発言。会場のテンションが上がります。
今後どこかでの発表の可能性を考えて詳細は伏せますが、修行あり、武道大会ありと密度の濃い内容でした。


この松本先生の発言に
「今思いつきで話してると思う人も居るかもしれないけど、僕はこの話以前から聞いてます。」
とのたかしげ先生のコメント。
プロって、先の先まで考えるだなぁと改めて認識。


イベントはら・むうん企画のHXL音楽PV紹介のコーナーへ。
司会進行は登場早々幼稚園のバスジャック宣言をした宮崎一成さん。(って意味判んないよw)


現在ら・むうんではVOIDとMEANの音楽PVを制作中です。
で、今回のイベントの為にVOID役のMARSさん、MEAN役の橋本京子さん、台場巽役の伊東友也さんがそれぞれの役の姿で登場。
MEANちゃんは何と変身後の姿です!
そして、急遽イベント参加が可能になった栗原一実先生も呼び出されてステージへ。
その栗原先生もMEANちゃんは大絶賛です。


そして、現在鋭意撮影中のVOIDとMEANの音楽PV(イベント向け特別編集版)の上映。
このPVの歌を作曲したのがVOID役のMARSさん。
七月鏡一
先生も初めて曲を聴いた時作品のイメージに合っていたのでお任せしたとその時の様子を語られていました。


続いて有里先生の「どうしても欲しかった」というVOIDのマスクが完成し会場で公開されました。

そしてこのマスク制作者の発表ビデオを上映。
VOIDのマスクを制作されたのは若狭新一さんでした!


若狭さんといえば、『平成ゴジラシリーズ』や『ガメラ2レギオン襲来』などの造型をつとめた方。
現在TV放映中の『大魔神カノン』の造型も若狭さんの手によるものです。
マスクも完成しPVがどの様な出来になるのか完成が楽しみです。



最後はチャリティーオークション。
尺が長くなってきたし公式ブログである程度紹介されているので、公式ブログで紹介されて無かったと思われるものをちょっとだけ。


村枝先生の『入間セット』
クリアファイル、胡椒ケース、箸置きやバスタオル全てに入間のイラストが入ったもの。
素材はダイソーで調達。(^^;
…飛ぶように落札。(日本語が変だが気にしない)


続いて「師匠に対抗意識燃やしやがって。」と村枝先生に言わしめた広石匡司先生の『那由他セット』
等身大那由他が描かれた巨大なシーツ(?と、イラスト入りクリアファイルのセットです。
はい、那由他と言えば裸がユニフォームな娘ですからに描かれた全身は…でした。
#あれ?那由他って何歳だっけ。


長谷川裕一先生の『MEAN第一話の絵コンテ』
長谷川先生版MEAN自体も貴重ですが、それが描かれているのがジャポニカ自由帳!
どんだけ自由だよ!


株式会社グローバルさん提供のFRP一発抜き『シュライクマスク』
#大阪からの強行軍ありがとうございます。>社長


細雪純先生の『コスモX生原稿(最終話全ページ)』
全ページって、太っ腹過ぎです。


『ポラロイドカメラでのヒーロー、作家との写真撮影権』
ジエンドとの撮影権を落札した女性はお姫様だっこされての撮影でした。




その他にも貴重な物品が提供され、加熱する入札合戦。
このコーナーのキーワードは間違いなく





















『みんな落ち着こう!』

















でしょうね。


オークションは大盛況の内に終了。
総額は32万を超えたそうです。素晴しい!


  ◇   ◇   ◇


10時30分終了の予定を大幅に超えてチャリティーイベント終了。
個人的な感想ですが、各方面の熱意が伝わるHXL作家陣総力戦なイベントだったなーと思います。
関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした。





この盛況振りなら次回開催も可能ですよね。
でも、出来れば次は土曜日開催でお願いします。